双極性障害であることを検査で判断し治療方針を固めていく

特定する

患者と会話をしている看護師

総合的な判断

精神的な病の研究は19世紀から始まり、20世紀になって活発になってきた。このため、大変若い医療分野でもあり、その検査や治療方法も時代によって刻一刻と変化してきているのである。双極性障害についても議論が多く行われてきた。双極性障害とは、いわば躁とうつを行ったり来たりするというものである。うつは気分の落ち込みや不安感の持続、エネルギーの減退などの症状がある。また、躁状態とはその逆で、気分が高まり、誰とでも話がしたくなるという症状がある。この症状は、ところかまわず出るものであり、相手の事情や社会規範を省みる余裕も持つことが出来ない。こうした躁とうつ状態を行き来することが双極性障害である。しかし、検査や手術について議論する学会では、うつ病であっても躁の状態は少なからずあるなどの診断方法もあり、一定していなかった。

問診で判断

基本的に精神病の診断は問診が重視され、医師の判断によって行われる。医師はDSM-?-RやDSM-?-TRという診断基準を使い、患者に何が起こっているのかを検査することになる。双極性障害であると判断する検査の方法は、まずはエピソードの判断がある。躁状態の検査をするためには、気分の高揚があるかが問われる。検査で最も重要なのが、自尊心の肥大などがあるか、注意散漫な状態が日常生活に起こって支障をきたしたことがあるかを聞くことになる。これらが一週間以上続いた場合は、双極性障害のエピソードであると検査で判断される。

双極性障害とその症状とは

双極性障害とは、「躁うつ病」とも呼ばれているうつ病の1つです。 「うつ病」という名前は知っている人が多いのに対し、「躁うつ病」は知らない、あるいは同じ病だと思っている方も少なくありません。 まず、うつ病は、うつ状態だけが続く病です。 うつ状態とは、気分が沈み何に対してもやる気が起きない、楽しくない等、日常生活がおっくうでたまらないなどの症状です。 そして、双極性障害(躁うつ病)の症状は、躁うつ状態とうつ状態を繰り返すのが特徴です。 躁うつ状態とは、普段よりよく喋ったり、怒りっぽくなったり、気分がハイになります。また、良く眠れたり、よく食べたりと一見、健康そうに見えます。 そのため、躁うつ状態だけの場合は、病気になっていることに気が付かないことが多いです。

検査と治療の方法について

双極性障害は、放っておくと家庭や仕事に支障をきたすようになります。 以前と何か違うとか、性格が変わったような気がするなど、本人では分かりにくい部分もたくさんあるので、家族や会社の同僚、友人などが気付いて、いち早く検査に訪れることが得策です。 双極性障害かどうかの検査は、実はまだ正確には開発されていません。 ストレスが大きく関わっていることの他に、遺伝や脳内の様々な物質量の変化などが原因と言われていますが、複雑な絡み合いで発症するため、はっきりとした原因は分かっていないのです。 しかし、ウェブ上でも検査シート等がありますし、気になる症状があれば、できるだけ専門医で検査をしてもらうのがおすすめです。 専門医での検査の精度は80パーセント程度あると言われています。 双極性障害は、早期に発見し、薬や環境を整えるなど適切な治療を行なうことで、これまで通りの生活が送れるようになる可能性が高い病です。